七夕の会を催そうと言う話が持ち上がり、準備を進めていた主人公(プレイヤー名)。鈴々と竹を飾り立てている途中、いくつかの飾りが落ちてしまう。
それを拾いよく確認すると何とも言えない温度の見覚えある髭と揉み上げが。と次の瞬間、髭と揉み上げが光輝き主人公は気を失う。
目を覚ますとモダンな景色と男装をした秋蘭が居り、記憶を探るとここは別の外史で主人公は探偵をやっている秋蘭の助手である事が分かる。
そしてある予告状を受け取った将校の元に向かっている所であった。卑弥呼ノ館なる場所に到着すると将校である華琳の出迎えを受ける。
事情を聞いて予告状を確認すると、後日卑弥呼の館で開催される舞踏会に何かが起こる事をほのめかす文章であった。
その後休憩と情報収集を兼ねて館の喫茶室へと通される2人。そこには女給として働く桂花や記者の星の姿もあった。
そこへ館の主であるマダム卑弥呼、更に給仕の貂蝉も現れ、早速より詳しい事情を聴く秋蘭。結果、内部犯の可能性が浮上する。
それまで得た情報を精査するも詳細な犯人像が掴めない。そこで秋蘭は一計を案じる。
華琳のいとこである柳琳を替え玉とし、犯人を誘き出す事を提案する。柳琳との打合せも済ませ、いよいよ舞踏会当日を迎える。
しかし何事も無く柳琳の出番は終わってしまい、不思議がる主人公の前で秋蘭は謎解きを披露する。
実は今回の騒動は表向きかつての自分の部下であった旧知の人間(=秋蘭)に出会う為、華琳がたまたま桂花の読んだ句を利用して予告状を作った自作自演であった。
特に危険が無いと確信をするも、もう少し残っているように秋蘭に言い残し舞踏会に戻る華琳。
素直ではない方だと口では言いつつも穏やかな表情の秋蘭を見て、こういう世界もあるのかと納得する主人公であった。
一方扉の陰では特に記事にできるネタで無かった事に落胆する星の姿もあった。
余談だが今回の大宴乱。漢女の2人はともかく、秋蘭まで他の外史についての知識があるかの様に描写されている。
と言っても前例がない訳では無く、夢送物語では星など他の恋姫も外史の知識を持っていたりする。